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ローマ帝国の崩壊: 文明が終わるということ 単行本 – 2014/6/20 ブライアン ウォード=パーキンズ (著), 南雲 泰輔 (翻訳)

輝かしいローマ帝国に対して野蛮なゲルマン民族が大量に押し寄せて力と数で葬り去った。
というかつての論、イメージは第二次世界大戦のナチスによるゲルマンのイメージ悪化が強く影響していた。
という説はおもしろい。歴史の教訓とせねばならずこのようなバイアスが他の歴史解釈にも影響しているかもしれない。
しかし修正は慎重に。
ローマの異民族を取り込み巨大化するというアップデート性はゲルマンを柔軟に取り込んでおり、
治安の悪化が局所的にグローバル化の比較優位分業の連合体を破壊し文化レベルの衰退を起こした説は
現在の金融崩壊とブロック経済化を突き進む国際情勢の行き先を示している。
また皇帝ウェアレリアヌスの晩年や修道院による財政圧迫、崩壊後に地域、民族によってリープフロッグ効果が生まれた点など興味深いトピックも多く盛り込まれている。
覇王ガイセリックのワードが出てきたところはベルセルク好きとしてはうれしかった。
この本の内容自体は出版年からみても決して真新しいところではないが
まだまだ世に知られていないものであるのでもっと広く読まれてほしい。
実際にこの出版年より10年近く前にほぼ同じ論を展開する人を見ている。
原論の発表はさらにさらに遡るが世の中にはまだまだ知られていないようで
驚きすらある。
また当時のヨーロッパの大気汚染が極地の氷に記録されているのかどうかという点は
専門家でないとなかなか素直にデータを捉える気持ちにはならない。
信用するしかない。
ローマ時代だけは牛馬すら肥え太っていたというデータも不安を覚えるあやふやさだ。
これは歴史学では見逃さなければならないのだろうか。
しょっちゅう書き換えられるので。
ただ教会の大小については信頼できるデータだろう。
これも捉え方で変わってくる部分がある。
デパートからコンビニの隆盛の移り変わりは衰退だろうか。
識字率の考察についてはほぼ過去の庶民の識字率についてのデータは読めないという。
野蛮と知性と文化はそれぞれ歪なバランスに見えても成立しうる。
それを歪と感じるのは現代の感覚でしかない。
やはり歴史認識には細部のトリックのような部分もかなり重要だ。
全体像をより単純に捉えたがる傾向があるので気をつけたい。

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