ヴェネツィア 東西ヨーロッパのかなめ 1081-1797 (講談社学術文庫) 文庫 – 2013/9/11 ウィリアム.H・マクニール (著), 清水 廣一郎 (翻訳)

「世界史」のウィリアム・H・マクニールのヴェネチアの繁栄について書かれたもの。

表紙の装丁が美しいだけでも買いでしょう！

どうやらヴェネチアは軍船を平時に商戦として利用できたから地中海で強かったという事らしい。

このようなやり方は他にも応用できるのではないかな。

10/19

一ヶ月と一週間かけてようやく読み終わる。

どうもこのような失われた栄光の国家を記した書籍は衰退と没落の過程がつまらない。

決まってパターンは世襲化、コネ化、貴族化して官僚主義が跋扈し、国力が衰退して異民族にやられたりしてしまう。

ヴェネツィアも同じで、海洋軍事国家兼貿易立国だったのに世襲化して官僚主義がはびこり、

進取の気概もなくして文明は後れを取っていき、最後は観光とカジノで生き延びるという。

日本が今言っている事とそっくりなことになっている。