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演劇入門 (講談社現代新書) [新書] 平田 オリザ (著)

あまちゃんを見て演劇や演出に興味が出てきたので読んでみた。
演劇の背景にある構造やコツのようなものが初心者にもわかりやすく書いてある。
平田オリザ独自の制作方法についてもわずかに触れられている。ライブ感を重視しているとの事。
・台詞を書くときには遠いイメージから入る。
批評:段階を踏むという事だろうか。遠くから匂わせる事で核心についてのイメージを誘導できる。
・イメージのプロセスを経れば台詞がリアルに聞こえる。
批評;前段である程度予想させる事で不自然さを減らせる。起承転結のようなものだろう。
・テーマの設定はしないほうがいい。(独自理論)
批評:これは本当に人によるのだろう。コンセプチュアルに作る人ならば破ってもいいルール。個人的にはこれには従いたい。飽きっぽいから。
・「伝えたい事など何もない。でも表現したい事は山ほどあるのだ」(独自理論)
批評:著者の現代性が反映されている。東浩紀なども触れているようにテーマ性というもの事態が時代に合わなくなっている。
・半分公的な場所を舞台に選ぶ。→身内以外の人が入ってくることで視聴者にも客観的に必要な情報が伝わる。
批評:クドカン作品の当たり外れはこれが鍵になっている気がする。「鈍獣」、「あまちゃん」などは好きだが、これは一定の舞台以外のシーンがほとんどなく、より演劇的なつくりになっているからではないだろうか。
共同執筆や原作ものだと映画的、ドラマ的な作りによって演劇的な舞台とキャラクターのコントロールから外れる。
それによって物語世界の閉塞感が解放されてしまうのでは。
・プライベート空間を舞台にするときは外部から他社を入れる。→身内以外の人が入ってくることで視聴者にも客観的に必要な情報が伝わる。
批評:「我輩は主婦である」などで顕著だった。家庭を舞台にするときに必要な解決策。
・劇は観客の想像力にゆだねる割合が多い表現だから、ミステリーやサスペンスは向かない。
批評:あまり客のイメージが自由すぎるととんでもないことになりそうだからね。
・劇は初期に観客の想像力の方向性を示してやるべきだ。客がその舞台のおおよその流れをイメージできていないとコントロールがやりにくい。
批評:前段と共通。客の想像力がある一定の方向に向かって収斂する中でないと思うように振り回すことが出来ない。
・運命を与える。運命とはどうしようもなくキャラクターを動かし、その後の運命を変えてしまう力。
批評:ドラマとして成立させるためのもの。
・キャラクターの情報量に差を与える。
批評:目からウロコだ。これによって行き違いやすれ違い、勘違い、が生まれる。
・舞台にキャラクターの入れ替わりを与え、順列組み合わせで無数の状況を生み出す。
批評:ドタバタさせて物語を転がしていくためのものか。演劇的システムの真髄だな。
・情報は交換されるために語られる。本人の口から、本人についての大切な情報が語られてはならない。誰か他の人同士の対話で語らせる。
批評:これは演劇以外のメディアでも共通する。(私小説は別か?)
・伝えたい情報をむき出しにしてはならない。
批評:ごく一般的な演出ルール。
・エピソードを作るということはできあがったプロットに沿ってモチーフから遠いイメージから並べる事。
批評:目的の結果から遠いところから始まった対話をつなげていくということ。リアリティのため。人にお願い事をするときに外堀から埋めるようなものか。
・取材はネタ集めであってはならない。プロットにあわせて最高のエピソードを描く。その材料としてあるだけ。
批評:そのままもってくるのではなく、それをとりこむことでプロットを強化する。
・テーマは決めない。テーマを見つけるために書く。
批評:物語は正しい結論を出すためではなく、物語の流れの中で結論を生むためのもの。
これはおもしろい。いわば一つの思考の過程なのだな。これをやらないと説教くさくなるのかも。
・意識的な対話と日常会話は違う。
批評:オタクの好む情報交換と議論である対話と、身内とのコミュニケーションである会話とは違う。会話がまた対話に発展することもあるし、その逆もあるが、いずれにせよ関係性などの情報を伝える内容にならないといけない。
・書き言葉っぽく冗長になるときは間投詞や感嘆詞を入れて台詞を解体する。
批評:割と小手先のテクニック。間投詞とは「いいね!」「くぞっ」「見ろ!」など。
感嘆詞は「ああっ」、「うわっ」、「どっひゃあ」など。
・演技、演出はコンテクストの刷り合わせである。
批評:結局これが一番難しくてみんな苦労する。

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