文明としての教育 (新潮新書) [新書] 山崎 正和 (著)
著者の教育論である。
といっても本書のほとんどはギリシャから近代西洋にかけてのそれぞれの時代の教育機関、システム、手法を客観的に語っている。
ルネサンスと室町時代の符合などヨーロッパと日本の歴史を対比させながら
それらの共通点を導き出して現在の発展の根拠を求める図はマクニールの「世界史」のパクリだ。
しかし本書はマクニールの「世界史」よりも更に詳細に日欧の文明史を分析しており、歴史書としても読めるだろう。
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