いま平和とは―人権と人道をめぐる9話 (岩波新書) [新書] 最上 敏樹 (著)
パレスチナ問題、従軍慰安婦、国連平和維持活動、国連の成り立ち、機能などについての基本解説から、
国連が認める武力闘争の条件などについても詳しく載っている。
冒頭の5000年間の戦争統計なども興味深い。
日本が1998年に国連から「マクドゥーガル報告」という事実上の勧告を受けていることは知らなかった。
これは韓国の従軍慰安婦への個人補償問題について、日本の努力が足りないと結論付けた公式文書である。
日本において従軍慰安婦問題が語られるときにこのような用語が出てくることはほとんどない。
マスメディアも報道量が充分とは言えない。
日韓の条約で個人補償は韓国政府に押し付けたようだがどうも上手く展開しているとは言えない。
あのような条約を韓国側がなぜ締結したのか意図を謀りかねるが、
一度全て白紙に戻して精算する方が良いのではないだろうか。
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