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Maya Python 完全リファレンス (Maya Python for Games and Film) [大型本] Adam Mechtley (著), Ryan Trowbridge (著), 加藤 諒 (編集), 株式会社B スプラウト (翻訳)

やっと到着。

Melとpythonの比較などがあるため移行ユーザー向けと考えていいでしょう。

プログラム初心者に対しては基本的な概念の説明などはあまり親切ではないのでpythonもしくはC系の初心者本を読んでプログラムというものについての理解を深めておくと本書の理解が早くなります。

約350ページのA4版書籍が7000円ってのは・・・

需要の低さを考えると仕方ない・・とも言えませんね海外盤は半値近い額で出てるわけですから。

内容についてはまずはウェブサイトをご覧になる事をオススメします。

公式

http://www.maya-python.com/

ボーンデジタル(サンプルコード)

http://www.borndigital.co.jp/book/3693.html

中身についてはまだほとんど見ていませんが日曜プログラマーには厳しそうです。

C++やオブジェクト指向についても触れられていますのでそれなりに本格的な内容になります。

コードの打ち方、mayaへの入力の仕方からMEL変数との違い、モジュール、オブジェクト指向、ツール設計、maya python API、など。

ですが、これはなんとなく当たりの本だと思います。

ダラダラと内容の薄い事が書いてある様子がないからです。

コーディングによってモデルを生成できるようになりたいと思っていたので望みの機能の説明も見つけることができましたし、ちょっとワクワクしています。

pythoのバージョンは2014で2.7.3

配列ではなくインデクサー、

参照渡しと値渡しではなくデータを指すという言い回し、

静的、動的ではなくミュータブル、インミュータブル・・・

この書き方でいいのか?

以下目次とまとめ。

Part1 PythonとMayaの基本

Chapter1・・・スクリプト言語としてのpythonの概要

Chapter2・・・変数、演算子、配列、リスト、ディクショナリなどのルール

Chapter3・・・関数、戻り値、mayaコマンドとの連携、for文、if文、switch模倣方法、continue、break、while、エラー処理など。

Chapter4・・・モジュールとスコープと環境変数とパスについて。PythonIDEの導入

EclipseClassicがオススメされている。mayaの内臓デバッガはエラー行もエラー番号も教えてくれないのでほぼ必須。コードの自動補完機能もある。

↓どうやらかなり本の通りだと難解なのでこのサイトを見て環境を整えた。

http://www58.atwiki.jp/0303wiki/pages/50.html

mylynのインストールが要求されるかもしれないが便利だが必須ではないので入れなくとも良い。

あとこのブログ

http://takkun.nyamuuuu.net/blog2/archives/5412

Chapter5・・・オブジェクト指向。クラス、メソッド。PyMelの導入。

PymelとはPythonをMelのオブジェクト指向版として補うためのツールです。

Pymel(maya2010以前用)のインストール※2011以降は標準装備

https://code.google.com/p/pymel/

↑からzipで。

https://github.com/lumapictures/pymel

↑ソース

Pymel for Maya

http://www.luma-pictures.com/tools/pymel/docs/1.0/index.html

Part2 PythonによるMayaツールの設計

Chapter6・・・Mayaツール設計の原則。11ページほどの章でmayaの設計についてのおさらい。

Chapter7・・・基本的なツール作成。mayaのウィンドウ・クラス(おなじみの[ApplyandClose][Apply][Close]ボタンなどがついた標準的なウィンドウ)を作りながら機能を追加していく。

ラジオボタンやカラーピッカーなども。

終盤ではキャラクタのポーズの管理ツール、ファイルダイアログなども。

Chapter8・・・Qt(高度なGUI)PyQtの導入。2011以降には標準装備。Qtツールのインストールや操作など。

Part3 MayaPythonAPIの基礎

Chapter9・・・C++とAPIについて。理論。およびドキュメントの紹介が多め。20ページほど。

Chapter10・・・コマンドのプログラミング。アンドィ、リドゥまわりの約束。新規ノード作成、編集など。

Chapter11・・・Mayaのデータフロー。ディペンデンシーノード、コネクション、DAG(DirectedAcyclicGraph)。主にノードの約束、関係性、仕様について。コードはあまりでてこない。

Chapter12・・・ディペンデンシーノードのプログラミング。実際にノードを作成しながら配列なども学んでいく。

良書であればこのブログで後々、何かしらアップロードされてると思います。

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