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新版 史的システムとしての資本主義 [単行本] I.ウォーラーステイン (著), 川北 稔 (翻訳)

史的システムとしての資本主義とはなにか。
それは近代以前の資本主義とは明確に分けられる。
それは資本による再投資による拡大を持続可能なものにしたさまざまなインフラと市場を含む膨張する存在である。(世界システム論)
その中央に君臨すれば辺境から遍く富が集まる。
また労働者と資本家は新たな市場を開拓しない限り極限まで所得や立場が近づいていく。
近年の日本に見られる民主党政権による失敗もこの書に記された事例が予言していたかのようにすら感じられる。
また興味深いトピックが並ぶ。
中国ではなぜ農村部の人民の移動や転職が禁じられているのか。
なぜ妻子持ちの労働者は優遇されるのか。
派遣社員のコストは本来高いはずであるとか。
バブル後の日本が大企業を税金で救済してきた事実はどう評価されるべきか。
左翼的、社会主義的な革命は元の木阿弥に終るのか。
ナショナリストと労働者が結びつくのはなぜか。
科学や資本主義がこれからも続く長い歴史において、一時的な気休めでしかありえないであろう理由。
富裕層が喧伝する「実力主義」スローガンによる欺瞞。
ブルジョア革命の誤認=プロレタリア革命の誤認。
万物の商品化と市場拡大の限界を迎えたらその後はどうなるのか。
などである。
ヘゲモニー(覇権)論もこの世界システム論によって成立しており、
オランダ→イギリス→アメリカと覇権が移ってきたとされる。
アメリカの製造業などが衰退した時代に書かれた本書だが、アメリカの時代を延長していた金融システムが崩壊した現在においては再び一読に値する内容となっている。
『長い20世紀』などでも論じられているが、貿易によって栄えた覇権国家は常に現在のアメリカにおけるウォール街のようなな信用システムによって延命を図り、それが崩壊することで覇権を失ってきている。
おそらくアメリカの黄金時代はもう終っているのだ。

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